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建設業許可の更新はうっかり忘れがち

建設業許可更新がいつからできるかと不安に思われている方が多いと感じます。

事業年度終了届は毎年決算終了後4か月以内に行えば良いので比較的に忘れにくいと思いますが、建設業許可の更新ができる期間はどこにも記載されていないので不安に感じてしまうんですね。

うっかり建設業許可の更新手続き可能時期を過ぎてしまえば、せっかく苦労して取得した許可が失効してしまい、もう一度許可を取得するためには新規申請をもう一度しなくてはならなくなります。

また、新たに申請をするとなると今までもらっていた番号も変わってしまいますので、得意先に登録されている番号についても変更の連絡をしなくてはなりません。

建設業許可番号が変わってしまうと信頼を失います

うっかり建設業許可の更新手続きを忘れてしまって、新たに建設業許可を取って許可番号が変わった場合、取引先にも連絡する必要が出てきます。

その際には当然に「なんで番号変わったの?」と聞かれることになります。

「更新手続きを忘れてしまって・・・」

これでは得意先からの信用がなくなります。

さらに建設業許可を新規で取得する場合には、申請から許可がおりるまでの期間は約45日間(千葉県知事許可の場合)ありますので、新たな許可が出るまで無許可業者になってしまう訳ですから、仕事も受注でなくなる可能性が大きくなってしまいます。

建設業許可の更新はいつからできるのかは誰も教えてくれないの?

行政窓口にもよると思いますが、千葉県の場合には建設業許可の更新時期には案内のハガキが来ます。

案内ハガキには「○月○日から○月○日の間に更新手続きをしてください」と記載されています。

この期間は有効期間が切れる3か月前から1か月前です。

なぜ1か月前までなのかといいますと、申請書類の内容を審査する時間なんですね。

前回と申請内容が変わっている場合がありますから、もう一度審査されます。

 

建設業許可の更新申請をするまでに確認しておくこととは?

有効期限まであと半年くらいになったら、下記のことを確認しておきましょう。

建設業法が改正されていないのかを確認する

建設業許可について規定している建設業法は頻繁に改正がされます。大きな改正はなくても少しだけ変わったとしても、それによって申請様式も「1行だけ文章が変更になった」ということがよくあります。

大きな改正があったのであれば、仕事仲間からの情報があるかもしれませんが、小さな改正ですと、なかなか情報が回ってこない可能性があります。

その場合には千葉県庁の建設不動産業課のホームぺージで改正の状況を把握しておきましょう。

土木事務所に問い合わせても「詳細についてはホームページで確認してください」と言われてしまう可能性が高いのです。

下記のページのお知らせ欄に建設業法の改正情報が掲載されている場合がありますので、内容を把握しておきましょう。

千葉県庁 建設不動産業課ホームページ

今まで出した申請、変更届は現状と合っているか?

建設業許可の更新手続きの前にまず確認しなければならないのが「書類を出し忘れてないか?」です。

書類の出し忘れで一番多いものがなんと言っても「事業年度終了届」ですね。

本来であれば毎年決算終了後4か月以内に提出をしなければなりませんが、特にどこからも「提出しなさい」と催促が来ませんので何もしないまま更新の時期を迎えてしまう方が多いですね。

建設業法違反なので罰則を受けても文句は言えないのですが、この違反をしている方が多いのではないでしょうか。

事業年度終了届は同じようで毎年のように書類への記載方法が変更されています。

対応する事業年度ごとにその年に採用されていた記載方法で届け出をしないとなりませんので、後から記載をするとなるとややこしくなってしまいます。

また、千葉県の場合は提出期限までに届出をしてない場合には始末書の添付を求められますので、ご注意ください。

次に各種変更届です。

こちらも変更があってから決められた期間内に届出をしなければならないのですが、届出が必要であることを知らないままになっていると慌てて届け出をすることになります。

  • 役員の新任・退任があった
  • 営業所を新設した
  • 資本金を増やした
  • 国家資格者が増えた

前回の申請時から変更になっている項目はないか確認しておきましょう。

最後に

建設業許可更新がいつからできるか把握しておかないと慌ててしまいます。うっかり忘れがないように有効期間が切れる半年前からコツコツと準備を進めて、手続きが可能になったらすぐに手続きをしてしまうのがやっぱり安心できますね。

千葉県での建設業許可の更新手続きは管轄の土木事務所に出向いて行わなければなりません。

不足書類が書き方が間違っていた書類がある場合には、1度では済まず何度も窓口に足を運ばなければならなくなり、通常業務に支障をきたしてしまします。

建設業者にとって建設業許可は仕事の受注の有無を左右する大切なものです。

うっかり更新忘れをしないようにしてください。

 

 

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