建設業許可証明書に有効期限はあるの?
取引先から「建設業許可証明書を出してください」と言われることが多々あります。
新たに取引を始めるときや、今まで取引をしている得意先からでも「今の建設業許可の状況はどうなっているのか」の確認のために建設業許可証明書を求めてくるのです。
建設業許可証明書と建設業許可通知との違い
建設業許可を取得した際に「建設業許可通知書」を受け取ったことと思います。
では、「建設業許可証明書」と「建設業許可通知書」との違いは何なのでしょうか。
建設業許可証明書とは
証明日時点での許可状況を証明した書類です。
※千葉県の場合は下記の建設業許可証明願いを管轄の土木事務所に提出すると、その場で建設業許可証明書が交付されます。
過去にきちんと変更届を届け出ているのであれば、現時点での最新の許可状況が反映されます。
建設業許可通知書とは
建設業許可通知書とは「申請に対しての許可内容」を通知したものです。
千葉県知事許可の場合は下記の様式です。
申請に対しての許可内容の通知ですから、建設業許可を取得後に変更があった場合は、その変更内容が反映されておらず、現状の許可状況との違いがある可能性があります。
最新の許可状況を確認するなら「建設業許可証明書」が必要
このように最新の許可状況を知るためには「建設業許可通知書」だけでなく「建設業許可証明書」も合せて確認する必要があります。
建設業許可証明書には有効期限がありません
建設業許可証明書には有効期限がありません。
なぜなら、建設業許可証明書の証明願いを受け、交付された時点での許可内容の証明ですので、それ以降に変更届出をした場合には、その変更内容が反映されていないためです。
ですから、取引先には「最新の建設業許可証明書が必要あので、○年○月○日以降の最新のものを発行してもらってください」などと依頼すると良いでしょう。