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建設業者がもらうことのできる助成金の種類
うちは助成金はもらえるの?誰に相談をすればいい?
建設業者がもらうことのできる助成金の種類
建設業を営む上で社長を悩ますものの多くがお金に関することです。
建設業界では工事が終わったとしても請負代金が入金するまでに3ヶ月かかるなんてことも少なくありません。
手元にあるお金は多ければ多いほど安心できます。
従業員を多く抱えていれば毎月の給料の支払いに頭を悩ませることもあると思います。
雇用関係で一定の要件を満たせば国から助成金をもらえる制度がありますので、これを利用しない手はありません。
助成金には様々な種類があり、難しそうに感じますが「うちの会社はこれが当てはまるかもしれない」というものを見つけたら担当部署に問い合わせをしてみてください。
●従業員の雇用維持を図る場合の助成金
休業、教育訓練や出向を通じて従業員の雇用を維持する
●離職者の円滑な労働移動を図る場合の助成金
離職を余儀なくされる労働者の再就職支援を民間職業紹介事業者に委託等して行う
離職を余儀なくされた労働者を早期に雇い入れる
離職を余儀なくされた労働者を雇い入れ訓練を行う
●従業員を新たに雇い入れる場合の助成金
高年齢者・障害者・母子家庭の母などの就職困難者を雇い入れる
65歳以上の高年齢者を雇い入れる
障害者を試行的・段階的に雇い入れる
障害者を初めて雇い入れる
施設整備をして10人以上の障害者を雇い入れる
職場支援員を配置して障害者等を雇い入れる
発達障害者や難治性疾患患者を雇い入れる
雇用情勢が特に厳しい地域で、事業所を設置整備して従業員を雇い入れる
沖縄県内で事業所の設置整備をして35歳未満の若年者を雇い入れる
安定就業を希望する未経験者を試行的に雇い入れたい
●従業員の処遇や職場環境の改善を図る場合の助成金
事業主団体が中小企業の人材確保や労働者の職場定着を支援する
評価・処遇制度や研修制度、健康づくり制度、メンター制度を整備する
介護労働者のために介護福祉機器の導入を行う
有期契約労働者等(契約社員・パート・派遣社員など)の正規雇用等への転換、人材育成、賃金テーブル改善、法定外の健康診断制度導入、または短時間正社員制度の導入、短時間労働者の所定労働時間延長を行う
高年齢者の活用促進のための雇用環境整備を図る
建設労働者の雇用管理改善や魅力ある職場作りをする
季節労働者を通年雇用する
●障害者が働き続けられるように支援する場合の助成金
障害者のための作業施設を整備する
障害者のための福祉施設を整備する
障害者の雇用管理上必要な介助措置を実施する
ジョブコーチに障害者を雇う事業所を訪問させる
障害者の援助を行うジョブコーチを職場に配置する
障害者の通勤を容易にさせる措置を実施する
障害者のための事業施設を設置する
中途障害者等を職場復帰させる
●仕事と家庭の両立に取り組む場合の助成金
事業所内保育施設を設置・増設・運営する
育児休業代替要員を確保する
期間雇用者の育児休業取得者を原職等に復帰させ、従業員に対して仕事と家庭の両立に関する研修を行う
「育児復帰支援支援プラン」を策定・導入し、労働者に育児休業を取得させ、原職等に復帰させる
●従業員等の職業能力の向上を図る場合の助成金
従業員に対して職業訓練等を行う
有期契約労働者等(契約社員・パート・派遣社員など)に対して職業訓練を行う
教育訓練、職業能力評価制度、キャリア・コンサルティング制度、技能検定合格報奨金制度を導入する
教育訓練、職業能力評価制度を作成し、構成事業主が導入する
建設労働者の人材育成を行う
障害者の職業訓練の施設整備などの能力開発訓練事業を行う
障害者の職業訓練の運営などの能力開発訓練事業を行う
●労働時間・賃金・健康確保・勤労者福祉関係の助成金
労働時間等に関する職場意識の改善を図る
最低賃金の引上げの影響が大きい業種が業界をあげて賃金底上げのための環境整備を図る
事業所内の最も低い時間給を計画的に800円以上に引き上げる
職場での受動喫煙を防止するための対策を行う
新たに中小企業退職金共済制度に加入する・掛金を増額する
すべての有期契約労働者等(契約社員・パート・派遣社員など)の基本給の賃金テーブルを改定し、2%以上増額させた場合
うちは助成金はもらえるの?誰に相談をすればいい?
助成金をもらうことができるかを確認するには、担当部署に問い合わせをすると良いでしょう。
下記のリンクから助成金ごとの相談窓口を確認して相談をしてみてください。
「自分でやりたいけど、よくわからないし時間もない・・・」
このような方は助成金に詳しい「社会保険労務士」にご相談してください。
本来であれば行政書士である私、渡辺が相談に乗ることができれば良いのですが、助成金は毎年のように仕組みが変わり複雑なものですので、助成金を専門としている社会保険労務士に相談するのが確実です。
顧問の社会保険労務士がいない場合には、「社会保険労務士 助成金 千葉」などと検索すれば、助成金を得意とする社会保険労務士のホームページが出てきますので、相性が良さそうな方に相談をしてみると良いでしょう。