わすれた女性

建設業許可申請をする際には財務諸表を添付します。
財務諸表とは、資産状況を表す「貸借対照表」、収益状況を表す「損益計算書」、資本の動きを表す「株主資本等変動計算書」などをいいます。

この中の貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)には、資産、負債、資本の金額を記載するのですが、建設業許可申請をする際には負債の中に未払法人税の記載があるかを確認してください。

未払法人税とは、支払わなければならない法人税のうち、まだ支払っていないもので決算が確定してから支払います。
決算後に支払うので、負債として計上されるんですね。

たまに未払法人税を記載していない貸借対照表があるんです。
内容を確認しないといけませんが、未払法人税科目ではなく、租税公課科目に入れてしまってる場合もありますが、そもそも数字に入れていない場合もあります。

建設業許可では、貸借対照表に記載を求められていますから、未払法人税を計上したもので作り直さなくてはなりません。

税理士さんなどが作った財務諸表は、納税の為に作られたものですので、建設業許可で求められている財務諸表とは異なります。
税理士さんなどが作った財務諸表を元に建設業許可で求められて形式の財務諸表にしなければなりません。

違う形式の財務諸表では、後で経営事項審査を受けるなんてことになると、分析機関から指摘される可能性も出てきます。
そうなるとまた財務諸表の作り直しになり、面倒なことになります。

財務諸表の作り方にも建設業許可のルールが様々ありますから注意が必要です。