千葉県市川市 T有限会社 様 建設業許可新規申請
はじめての建設業許可手続き依頼
私がはじめて建設業許可手続きのご依頼をいただいて許可を取ることが出来た方です。
はじめてご相談とご依頼をいただいた方では無かったのですが、T有限会社様の方が手続きがスムーズに進めることができました。
T有限会社様は商品を塗装するための機会を設置する工事を請負っておられましたので、「機械器具設置工事業」の取得をご希望されておられました。
建設業許可申請手続きの初心者にいきなり「機械器具設置工事業」という、なかなかお目にかかれない業種の依頼が来てしまい焦っていたことを思い出します。
なにせまだ建設業許可の要件や必要書類が頭の中に入っていません。
行政書士会の研修を受けたり、市販の建設業許可本読んだり、千葉県が発行している「建設業許可の手引き」を読んではいましたが、所詮は机上の話です。
覚えているつもりが社長に質問されても即答ができない状況だったのです。
土木事務所で怒られる
事前に作成していた要件チェックシートの項目を埋めていき、なんとか初回のヒアリングを終えることができました。
許認可の場合は今後の事業展開も確認しなければならないところですが、そんなことにまで頭が回らず逃げるようにT有限会社様の事務所を後にしました。
そのまま葛南土木事務所(当時は葛南地域整備センターの呼称)に行き、申請内容の相談に行きました。
社長からもらった仕事内容のパンフレットを見せながら「この業務内容だと業種は機械器具設置工事業でいいんですよね?」と職員に確認したところ「それ以外に何があるんですか!」と強い口調で言われてしまいました。
こちらも知識が乏しく自信がないもので「そうですよね、ハハハ」ような愛想笑いを浮かべながら帰った記憶があります。
許可を受けるための各種手続きを進める
T有限会社様は、そのままの状態では建設業許可申請ができませんでした。
事業目的に建設業を行うことが明記されていなかったため臨時株主総会を開き、事業目的を変更しました。
それに合わせて定款もすべて改訂しました。
事務所を移転したことを県税事務所に届出をしていなかったために異動申出をしたりと、建設業許可取得の書類集めの並行して手続きをしていきました。
祝・はじめての建設業許可申請
ようやく全ての書類が揃って、建設業許可申請書類を社長に見てもらいながら申請内容の確認をしてもらいつつ押印をいただきました。
そのまま葛南土木事務所へ行き、無事に申請書が受理されました。
こちらは初めての申請ですので、申請の流れも把握していません。
申請の窓口もわかりませんから、葛南土木事務所の中をウロウロしてしまいました。
ドキドキしながら申請書のチェックを待ち、無事に受理されたときは嬉しかったですね。
千葉県庁からの電話
さて、あとは許可通知書が来るのを待つだけと思っていましたが、ある日、千葉県庁から電話が掛かってきました。
行政書士あるあるだと思いますが、千葉県などの役所からの電話は非常に緊張します。
「何か書類に不備があったのか」「許可が出ないのか」など、頭の中をグルグルと悪い言葉が回ります。
「事務所の写真ですけど、地面から屋根まで全景を1枚に入れてもらえすか?」
写真の撮り方が悪く、追加で提出をして欲しいというものでした。
私が撮影した写真ではT有限会社様が入っているビルの地面から屋根までが全て入っておらず、屋根が写っていませんでした。
そこでまたT有限会社様を訪問して、地面から屋根まで入るように地面にカメラを置き、空に向けて撮影しました。
無事に許可取得!
平成20年10月14日に申請して、平成20年11月20日に建設業許可が出ました。
千葉県の場合は建設業許可の標準処理期間が45日間ですので、通常より早く許可が出ましたね。
「許可通知が来たよ。ありがとう」この社長の一言でやっと肩の荷が下りたのでした。
許可が取れるのかを気軽に知りたい方へ
もし、建設業許可が取れそうにない場合であっても、どのようにすれば許可が取れるのかを回答させていただきます。
もちろん依頼をしなくても構いませんので、気軽にご利用くださいませ!