一度に複数の業種の建設業許可申請をすると手数料はどうなりますか?

カラフルな数字

審査手数料は1回の申請ごとの金額なので、1回に複数の業種の許可申請をしても手数料は変わりません。

建設業許可申請をする上で必ずかかってしまう費用である申請手数料。

千葉県知事許可の場合ですと、一般建設業と特定建設業のどちらか一方だけの場合、新規申請で9万円、更新申請で5万円、業種追加で5万円かかってしまいます。

一般建設業と特定建設業を同時に許可申請する場合には倍の手数料がかかります。

 

1業種でも建設業許可の全部の業種である28業種でも、1回で許可申請を出せば同じ手数料になります。
千葉県としては申請書類を確認する量がだいぶ違うとは思いますが、同じ手数料で受け付けてくれます。

そこで気にしなければならないことは「1回の申請で可能性のある業種はすべて許可を取ってしまう」ことです。

例えば、とりあえず今は電気工事業がメインだから建設業許可は電気工事業ですぐに取りたいという場合であっても焦ってはいけません。

社長さん以外の役員の方や従業員の方がもしかしたら電気工事以外の建設業系資格を持っているかもしれません。
また電気工事業以外の建設業の実務経験が10年以上ある方がいるかもしれません。

もし資格等を持っている方がいるのであれば、電気工事業以外の業種の許可も取れないかを検討してください。

この場合には経営業務の管理責任者の建設業の経営経験が7年以上となるかも確認が必要となります。

 

なぜならば、経営業務の管理責任者の経営経験が5年以上の場合には、経営経験のある業種しか経営業務の管理責任者になることができないためです。

経営業務の管理責任者の建設業の経営経験が7年以上であれば、経営経験のない業種の経営業務の管理責任者となることができるためです。

つまり、建設業の経営を7年以上やっている方は複数業種の建設業許可を取ることができる可能性が高くなるのです。

せっかく1回の申請で複数業種の許可が取れるのであれば同じ手数料ですから、申請しないと損をしてしまいます。

あなたの将来の事業計画にもよりますが、許可を取得して仕事の幅がせまくなることはないでしょう。

 

建設業許可申請をする際にはあらゆる可能性を考えて申請してください。

 

 

 

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